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日本橋・小網神社で「どぶろく祭り」 強運厄除の御守「下町のみみずく」に行列も

新米で作ったどぶろくは、朝9時から夕方まで無料で提供

新米で作ったどぶろくは、朝9時から夕方まで無料で提供

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 日本橋小網町の小網神社(中央区日本橋小網町)で11月27日、「どぶろく祭り」が開催された。

ススキでできた強運厄除けのお守り「下町のみみずく」

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 1466年に創建され、七福神の一つ弁財天と福禄寿(ふくろくじゅ)を祭る同神社。強運厄除(やくよけ)の神様として知られ、関東大震災では宮司がご神体を抱えて新大橋に避難して事なきを得、下町一円が被災した東京大空襲でも社殿を含む境内建物は奇跡的に戦災を免れたという。戦前はお守を受けた氏子兵士が全員生還するなどの逸話も残る。数年前にテレビやインターネットで下町のパワースポットとして話題になり、遠方からの参拝者も増えている。

 同祭は、五穀豊穣(ほうじょう)を感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」で供え物のにごり酒「どぶろく」を参拝者に振る舞ったことが起こりに江戸時代後期ごろから約200年の歴史がある。新嘗祭は本来11月23日に行われるのが習わしだが、同地域は休日の人口が極端に減るため、今年は11月27日の開催となった。

 新米で作ったどぶろくは、朝9時から夕方まで無料で提供。12時からは社殿で祭典が行われ、12時30分から国の重要無形民俗文化財に指定されている「郷神楽舞(さとかぐらまい)」が奉納された。

 同神社では毎年、同祭で授与するススキでできた強運厄除けのお守り「下町のみみずく」が人気を呼んでいる。今年は同神社が来年550年を迎えることにちなんで例年の300体から550体に増加したが、昼前にはすべて完了。次回の授与は大みそか、除夜の鐘が鳴り終えて新年を迎えてからになるという。

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