大丸東京店(千代田区丸の内1)10階美術画廊で現在、「はんなり舞妓たち~大杉真司 油絵舞妓展」が開かれている。
京の扇や手拭い、日本酒といった商品とのコラボレーションも展開
「はんなり」は、京言葉で「落ち着いた華やかさがあり、上品に明るく陽気なさま」の意味。会場には、舞妓のはんなりとした可愛らしさや明るさ、芯の強さを独特のタッチと色遣いで表現する画家・大杉真司さんの最新作も含む約30作品のほか、豊仙窯(ほうせんがま)の陶芸家・長田大さんとのコラボ作品も展示する。
大杉さんの絵画は、京都市の姉妹都市であるフィレンツェ、パリ、ボストン、ケルンなど数多くの都市に寄贈され、海外での評価も高い。日本国内では京都の手拭い、扇、日本酒といった商品とのコラボレーションで親しまれている。
大杉さんは「舞妓は京都にしかない文化。見習い時代から修業を重ね、苦労の末に舞妓になってからも毎日、厳しい稽古を続けている。それでも上品に明るいおもてなしで、踊りを披露して成長している。舞妓さんの強い内面に惹かれ、彼女たちを描き続けている。舞妓像を通して、京都の伝統と魅力を伝えていきたい」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。13時~17時は大杉さんが在廊予定。1月5日まで。