日本橋室町で9月17日、「きものサローネ in 日本橋」が始まった。
日本橋の東京織物卸商業組合をはじめ全国の着物産地組合やメーカー、小売店などが、着物文化を気軽に楽しんでもらおうと企画した同イベント。昨年は1万2千人以上が参加した。5回目となる今年は「着物カーニバル!」をテーマに会期を前後期に分け、「YUITO」、「COREDO室町」、江戸桜通り地下歩道・日本橋案内所前(以上、日本橋室町2)の3会場で動員2万人を目標に開催する。19日まで行われた前期は、着物店約75店舗が出店する「きものマルシェ」を中心に展示販売のほか、日本酒BARや和文化体験やステージイベントなどが行われた。
10月28日に始まる後期は、全国の着物産地の新作発表会や着物ファッションショー、着物コーディネート展示「きもの100体スタイリズム」などが実施される。「今回5つの実行委員会を全て若い世代の会員に任せた。今までにないフレッシュな企画が見どころ。スタッフも全て全国から集まった着物好きのボランティア。まさに着物好きによる着物好きのための着物イベント」と実行委員長の天野豊さん。「展示は着物や帯、小物などトータルでそろえても10万円以内のものが中心。会場内では着物レンタルや着付けサービスも行う。気軽に着物に親しむきっかけになれば」とも。
開催時間は10時~18時。入場無料。10月30日まで。