東京駅日本橋口のパソナグループJOB HUB SQUARE(千代田区大手町2)で9月22日、「大手町牧場学校」の開校式が行われた。主催は丹後王国(京丹後市)とパソナグループ。
「適切な教育や人材マッチングができれば酪農はまだまだ伸びる」と南部代表
今年8月に同ビル13階に開設した「大手町牧場」を学びの場として、地域産業の担い手となる「酪農」分野の人材育成や、健康的な食生活を送るための「食育」に関する人材育成プログラムとして用意する。
同牧場では牛2頭、ミニブタ5頭、ヤギ9頭、アルパカ1頭などを飼養し、動物との触れ合いやセミナーを通じて、酪農をはじめとする農業分野への興味・関心を高める機会を提供。飼育する動物は「川原学園 東京動物専門学校」などとの協業により健康を管理する。
カリキュラムを通じて酪農分野での新規就農を目指す人材や酪農経営に関心を持ち、経営発展を志す酪農者などを対象に、身近な「食」を通じて酪農について学ぶ講座や、新規就農や酪農経営を学ぶ講座など、酪農に関する総合的な人材育成の場としていくという。
「さまざまな産業の中で、酪農はマネジメント化が進んでいない最後の領域のひとつ。適切な教育や人材マッチングができればまだまだ伸びる。人材ビジネスの企業として、酪農に関心がある人と後継者不足の酪農家を結びつける基盤をつくりたい」とパソナグループの南部靖之代表。「それはそれとして動物たちは可愛い。私もほぼ毎日この牧場に来て癒やされいる」と笑顔を見せた。
同牧場の見学時間は平日の12時~18時(土曜日は17時まで)で、HPからの事前予約で受付ける。