日本橋室町の日本橋三井ホール(中央区日本橋室町2)で12月28日、和楽器オーケストラと老舗飲食店がコラボした音楽グルメイベント「AUN J CLASSIC ORCHESTRA TOSHINOSE CNCERT&日本食文化のおもてなし」が開催される。主催は「AUN J」をマネジメントする「ALIVE」 、グルメサイト「ヒトサラ」などで構成する「AUN J 年の瀬実行委員会」。
今年初めての試みとなる同イベント。世界遺産の「アンコールワット」や「モンサン・ミッシェル」での演奏を通して日本の伝統楽器の魅力を世界に伝える活動を続ける和楽器集団「AUN J」が日本橋にある老舗飲食店の若手経営者らとコラボ展開する。一昨年10月に落成した福徳神社のこけら落としで奉納演奏をしたことがきっかけとなり、バンドリーダーの井上良平さんが「ヒトサラ」に食レポを執筆している縁で同誌が日本橋の老舗に声掛けして実現したという。
イベントは2部構成で、第1部は入場無料の食イベント「日本食文化のおもてなし」として、4階エントランス、5階ロビーで展開。江戸前てんぷら「日本橋てん茂」の「穴子天丼」や室町「砂場」の「そば味噌(みそ)」、「たいめいけん」の「カツサンド」、「日本橋ゆかり」の「いかの塩辛」などのつまみ類(各500円)をはじめ、「日本橋 鰻 いづもや」の「うなぎ弁当」(1,700円)、「?乃鮨」の「握り三巻セット」(1,000円)など日本橋の老舗飲食店の料理がお試し価格で楽しめる。ほかに「にんべん だし場」の「出汁(だし)」(100円)や「だしめしいなり」(400円)、「山本海苔」の「おつまみ海苔」(700円~)を販売する。「日本酒スローフード 方舟」のブースでは「ちょいのみ1杯」(200円)や3種飲み比べセット(500円)のアルコール類を用意する。
第二部コンサートでは和太鼓や三味線、尺八、箏などの邦楽家8人で構成する「AUN J」が、通常一緒に演奏されることのない和楽器を再編成して独自の世界観を展開する。第1部の老舗メニューはコンサート会場でも提供する。
「人を良くすると書いて食。音を楽しむと書いて音楽。どちらも共通して、人にとって必要不可欠な要素。そんな二つを合わせたイベント、人と食と音楽の夢のコラボを由緒ある日本橋から発信したい」と同楽団リーダーの井上良平さん。「ヒトサラ」記者で同イベントおもてなし担当の遠藤まやさんは「日本の伝統の食と音楽で年の瀬の疲れを癒やし、良い年を迎えてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、第一部=11時30分~15時30分。第2部=コンサートは17時開場、19時開演。入場料は5,500円(要別途ワンドリンク代)。チケットは、インターネット、電話(TEL 0570-550-799)で受け付ける。