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日本橋ふくしま館で「福島三人娘」ライブ 被災地へ思い込め新曲発表

福島出身の3人。左からバイオリン:加藤菜々子さん、ボーカル:唐橋宙子さん、ピアノ・作曲:奏音(かなで)さん

福島出身の3人。左からバイオリン:加藤菜々子さん、ボーカル:唐橋宙子さん、ピアノ・作曲:奏音(かなで)さん

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 JR新日本橋駅近くのアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」(中央区日本橋室町4、TEL 03-6262-3977)で3月4日、ミュージシャンユニット「福島三人娘」のミニコンサートが行われる。

コンサートは入場無料で14時~と16時~の2ステージ

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 福島県産の食品や工芸品などの販売のほか、観光や食の安全・安心への取り組みなどの情報を発信する同店。2014年4月のオープン以来、地域の特産品の物販を中心に展開してきたが音楽イベントは珍しいという。今回は同グループが福島の日本酒をイメージして作曲した新曲「巣立ち~感謝を込めて~」を発表する。

 同グループは結成2年目で、メンバーは共に福島出身。バイオリン:加藤菜々子さん、ボーカル:唐橋宙子さん、ピアノ・作曲:奏音(かなで)さんの3人構成で、地元の酒蔵の日本酒祭りや復興支援イベント「がんばっぺ福島 応援のつどい」などで活動を続けてきた。震災から7年目の節目として、3月11日を忘れないという地元への思いを胸に新曲を制作したという。ボーカルの唐橋さんの実家が酒蔵ということもあり「福島のおいしい米、水、そして酒を、福島以外に住む方々に伝えていきたい」という気持ちで日本酒をイメージした曲にしたという。

 バイオリン担当の加藤さんは「福島は、今こそ昔の活気をようやく取り戻してきたが、震災直後は風評被害がひどく、自分たちの実家もその影響を受けて、これからどうなってしまうのかという不安を抱えながら生活していた」と振り返る。

 「今回初めて披露する『巣立ち~感謝を込めて~』は、福島の酒蔵や地元の方々、家族など、多くの方にアドバイスや意見をもらってできた、自分たちの宝物のような一曲」と加藤さん。「福島の日本酒をイメージしながら、メロディーラインも歌詞も何度も直してようやく完成した。福島の方々はもちろん、福島を知らない方に、私たちの地元の魅力を伝えたい。音楽を通して、福島のことを好きになってもらえたら」と笑顔を見せる。

コンサートは14時~と16時~の2ステージ。入場無料。演奏時間は30分。

 「ふくしま館」の営業時間は11時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。

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