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日本橋で「橋洗い」 炎天下、地元有志1900人がデッキブラシでゴシゴシ

地元消防団の大サービス、放水シャワーに歓声を上げる子どもたち

地元消防団の大サービス、放水シャワーに歓声を上げる子どもたち

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 今年3度目の猛暑日となった東京・日本橋で7月22日、恒例の「名橋『日本橋』橋洗い」が行われた。主催は、名橋「日本橋」保存会(中央区日本橋室町1)。

日本の国道の始まり「日本国道路元標」をゴシゴシ

 日本の道路の原点といわれ、五街道の起点となる重要文化財「日本橋」の美化保存のため、地元有志らが年に一度、7月の第4日曜日に集まり、橋を洗う同イベント。第1回は1971(昭和46)年で、当初は同保存会や地元町会有志が中心となり少人数で行っていた。やがて国道事務所や警察、消防・地元消防団などの協力を得て、道路を通行止めにして橋のすみずみまで磨き上げる橋洗いイベントに拡大。日本橋の夏の風物詩となっている。

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 昨年、橋上の首都高速道路撤去が決まり、今年5月には江戸橋から常盤橋までの地下ルートも発表になるなど、話題を集める「日本橋」。南詰の花の広場行われた開会セレモニーの後、橋中央では全国の名水で「日本国道路元標」を洗う「名水合わせ」が行われ、応援に駆け付けた劇団新派の俳優・喜多村緑郎さんと河合雪之丞さんもデッキブラシ片手に参加した。

 48回目の今回は、地元町会やロータリークラブ、地元企業から会社員や家族連れなど約1900人が参加。橋上では子どもたちが地元消防団らの放水に歓声を上げ、参加者たちもびしょぬれになりながらデッキブラシで橋を洗っていた。途中からはしご車が登場し、子ども代表を乗せて首都高にかかる日本橋の銘版をゴシゴシ。雨水をろ過した再生水や、環境に優しい洗剤を使うなどして環境に配慮しながら日本橋の1年分の汚れを落としていた。

 炎天下でポンプ車を操作していた日本橋消防団第一分団員の星和男さんは「今年は特に暑いのでホースの本数を増やして放水した。保存会では暑さ対策も兼ねて一昨年から開始時間を1時間繰り上げて9時スタートにした。長袖の制服姿での作業はやはりきついが、地域の方々に親しまれている日本橋がきれいになるのはありがたい」と話していた。

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