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日本橋のギャラリー「ユキシス」で黒坂麻衣個展 生活の記憶を切り出し、描く

A Boy / 2018 / 333 × 242 mm / 油彩、キャンバス

A Boy / 2018 / 333 × 242 mm / 油彩、キャンバス

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 日本橋本町の現代美術ギャラリー「YUKI-SIS(ユキシス)」(中央区日本橋本町TEL 03-5542-1669)で9月1日より、「黒坂麻衣 個展-Memories of my life-」が開催される。

イラストレーターとして書籍や広告など幅広い分野に足跡を残す黒坂さん

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 黒坂さんは、1986(昭和61)年青森生まれで、多摩美術大学卒業後は画家として活動若手女性クリエーターによるカルチャーイベント「シブカル祭」(2014年)出品、入選やイラストレーターとして書籍や広告など幅広い分野に足跡を残すなど活動の幅も広い。

 同ギャラリーオーナーの寺嶋由起さんは、2016年10月に知人を通じて紹介され、作品集を見てその場で展示を決めた。その後実際に会って3カ月後には個展開催に至ったという。「彼女の作品から伝わる魅力はもちろん、黒坂さん自身に何とも言えない強い魅力がある」と寺嶋さん。同ギャラリーでの展示は2回目。毎回、顧客だけでなく初見の客が気に入って買い求めていくなど好評を得ているという。

 同展では、新作を中心に全15点を発表。新作で、黒坂さんは新しいテーマに取り組んだ。これまでは、既存の印刷物や映画のワンシーンをモチーフとしてきたが、今回は「自分の記憶や生活に近いものを題材にして絵を描き起こしたいと思った」とは黒坂さん。「幼い頃住んでいた北海道に父親と白鳥を見に行ったり、自宅近所の公園にいた男の子を描かせてもらったり、より対象との関係性を近しくすることを意識した」とも。

 開催時間は12時~19時。日曜・月曜休館 入場無料。9月15日まで。初日の18時30分より、オープニングレセプションを開催。ダンサーの北原倫子さんを招きコンテンポラリーダンスなどを披露する。

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