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日本橋のアートモールで「ヒロ・ヤタベ展」 最新作含む24点展示

大学卒業後、サラリーマン生活を経て、2012年に47歳で画壇デビューしたというヤタベさん

大学卒業後、サラリーマン生活を経て、2012年に47歳で画壇デビューしたというヤタベさん

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 抽象画「ヒロ・ヤタベ展」が2月19日、ギャラリー「アートモール」(中央区日本橋室町1 TEL03-6262-1522)で始まった。

自筆の小説のイメージをふせんに描いたのが絵を始めたきっかけというヒロ・ヤタベさん

 大学卒業後、サラリーマン生活を経て、2012年に47歳で画壇デビューしたというヤタベさんは現在、「彗星のように現れた遅咲きのアーティスト」としてアート界で注目を浴びている画家。1年ぶりの個展として最新作も含め24点を展示販売する。

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 ヤタベさんによると、木工職人だった父の影響で物心がついた時から「木目」に現れる曲線に親しんでいた。「大学で地理学を専攻したのも地形や地図の等高線の持つ『曲線』の美しさに魅(ひ)かれたからなのかもしれない」と話す。卒業後は地理好きが高じて旅行会社に入り、仕事柄美しい風景に触れる機会が多かったという。

 意外なことに以前は小説家を目指していたというヤタベさんだが、その創作のため頭に瞬間に浮かんだイメージをポストイットに描き溜めたことが絵を始めるきっかけに。「無心でキャンバスに向かうと様々なイメージが湧いてくる。子どもの頃、学生時代、旅行会社時代・・・その他人生のなかでインプットしてきた風景、光、美しい曲線などが瞬時に再構成され、自動書記的に絵が現れる。描いている私と、出来上がった作品をながめてタイトルをつける私は別人のよう」と話す。

「私の作品は最終的には観る人の想像力が完成させるアート。抽象表現の色や形に意味を見出す手がかりは、一人一人の記憶や経験の中にしかない。実際に会場で作品を観て、自由に想像し、新しい解釈を加えていただければ嬉しい」と来場を呼び掛ける。

 展示時間は12時~20時(最終日は17時まで)。2月24日(日)まで。入場無料

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