江戸の涼を体感するイベント「ECO EDO日本橋2019~五感で楽しむ、江戸の涼~日本橋・八重洲・京橋でひと涼み。」が7月5日、日本橋エリアで始まった。主催はECO EDO 日本橋 実行委員会と名橋「日本橋」保存会。
江戸時代、打ち水や水辺での夕涼み、浴衣や風鈴、金魚など日本橋で育まれた「涼」を取るための人々の知恵や工夫を現代流にアレンジして展開する同企画。14回目となる今年は、「デジタル花火」「風鈴」、見て涼を取る「金魚」、食べて涼を取る「限定スイーツ」、着て涼を取る「浴衣」など多様なモチーフでイベントやサービスを展開する。
期間中、福徳神社へ続く参道「仲通り」には、「金魚大提灯(ちょうちん)」を含めたちょうちん約100個を展開する「金魚大提灯参道」が出現。日本橋に拠点を置くクリエーティブ集団「flapper3」が制作する光アート「デジタル花火」が視覚、聴覚で夏の涼を演出する。
福徳神社から福徳の森へと続く小径には約200個の江戸風鈴を装飾。風鈴の音で涼を楽しむ空間「森の風鈴小径(こみち)」を創出する。
日本橋三井ホールでは、日本橋での開催は今回が最後となる「アートアクアリウム2019~江戸・金魚の涼~」を実施。約1万匹の観賞魚が織り成す幻想的な世界を展開する。「福徳の森」では「アートアクアリウム夏祭り」を開催。高さ約4メートルの盆踊りやぐらが登場し、縁日屋台や盆踊りなど、日本ならではの夏の涼が満喫できる催しを用意する。
そのほか、恒例となった金魚明かりのナイトクルーズ「納涼金魚ちょうちん船」や、浴衣の着付け・レンタルサービス「ゆかたステーション」なども実施する。
9月23日まで。