区立常盤小学校(中央区日本橋本石町4)で1月18日、「日本橋かるた大会」が開催された。主催は日本橋地域ルネッサンス100年委員会(日本橋2)。
今年で9回目となる同大会。浮世絵師・6代目歌川国政さんの手による日本橋エリアの歴史、名所・旧跡、文化人などをテーマに制作した郷土かるた「日本橋かるた」を使い、地元小学生チームが競う。
開会に先立ち、選手を代表して常盤小学校の5年生女子が選手宣誓を行い、同校OBが日本橋らしく「木やり」を披露した。
「子どもたちに日本橋の歴史や文化を楽しみながら学び、地域に愛着を持ってもらいたい。日本橋かるたは『日本橋案案内所』でも販売している。今年はオリンピックイヤー。英語版もあるので訪日外国人を含めた地域外の方にも発信していきたい」と大会運営員の水戸部孝子さん。日本橋かるたは毎年地域の小学1年生に無償で配布しており、授業の教材として活用されている。
競技はトーナメント方式。日本橋エリアの6つの小学校から3~6年生86チーム、約240人が参加した。優勝は久松小学校の「チームT・S」。同チームには、副賞として地元の「ロイヤルパークホテル」の食事券や老舗扇子店「伊場仙」の福袋などが贈られた。