日本橋で11月25日、「宇宙」をテーマにしたアート&エンターテインメントイベント「NIHONBASHI THE SPACE」が始まった。主催は三井不動産とECOEDO日本橋実行委員会、日本橋室町エリアマネジメント。
日本橋で宇宙テーマのアート&エンタメ企画 流星連動イルミや人工衛星展示も
日本橋地区は江戸時代、五街道の起点として人と物資と情報が集積し、文化・経済・商業の発信地として栄えてきた。同社では江戸時代当時の街のにぎわいを現代に取り戻そうと「日本橋再生計画」を推進している。
同社は現在、再生計画の第3ステージとして「新産業の創造」に力を入れているが、注力分野として「宇宙」を設定しており、「宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI」やコワーキングスペース「31VENTURES Clipニホンバシ」の運営を通して宇宙ベンチャー企業の継続的な支援を行っている。今回は、宇宙ベンチャーの協力を得ながら日本橋と宇宙をつなぐ初のBtoCイベントとして「NIHONBASHI THE SPACE」をスタートさせた。
コレド室町テラス(日本橋室町1)の大屋根広場には、約15分に1回発生しているという流星に連動した検知型イルミネーションアート「星のクーポラ」を設置。会場のQRコードを読み取って特設サイトに「願い」を投稿すると、流星を検知した瞬間にイルミネーションの特別演出とともにサイト上で願いが星に届けられる。投稿者には同時に日本橋で利用できる特別クーポンが配信される。
エリア内の飲食店や店舗では宇宙にちなんだメニューやグッズを用意する。コレド室町1階の「にんべん だし場」では「星麩入りだし」(100円)を販売するほか、「千疋屋フルーツパーラー」(日本橋室町1)ではフルーツプレート「Souhait aux etoiles~星に願いを~」(1,760円)を用意。注染手ぬぐい「にじゆら」では「手ぬぐい星座ものがたり」シリーズ(1,650円)を販売する。
コレド室町テラス2階の「誠品生活日本橋」ではイベントスペース「FORUM」で、「宇宙展示」として「宇宙日本食」やアクセルスペース社が日本橋で製造する「超小型人工衛星GRUS 1/1模型」、インターステラテクノロジス社のロケット「MOMO3号機1/8模型」と「ロケット燃焼実験・打上実験用コントロールボックス」を展示するほか店内では「宇宙ブックフェア」としてさまざまな宇宙関連本を取りそろえる。
コレド室町2の東宝シネマズではスペシャルトークセッションとして、「はやぶさ2」帰還直前トーク&上映イベント(12月5日 参加費1000円)を開催する。国際宇宙ステーション(ISS )に開設した宇宙と地上を双方向でつなぐスタジオ「KIBO宇宙放送局」では、12月31日の「宇宙の初日の出ライブ中継SPACE SUNRIZE 2021」に先駆け、記念プレ番組を日本橋から配信する。
1月17日まで。