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早稲田、日本橋キャンパスでシニア向け大学 人生100年時代に学びの場提供

58歳で初めて企業経営に挑戦したという岡田武史元監督(左)と早稲田大学社会人教育事業室長の守口剛教授

58歳で初めて企業経営に挑戦したという岡田武史元監督(左)と早稲田大学社会人教育事業室長の守口剛教授

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 コレド日本橋5階にある早稲田大学日本橋キャンパス「WASEDA NEO」(中央区日本橋1)で12月20日、50歳以上のプレシニア・シニア世代向け講座「早稲田Life Redesign Collage(LRC)」受講者の一般募集が始まった。

日本橋の中心で、人生100年時代に対応した学びの場を提供

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 人生100年時代の学びの場として「遅すぎる学びはない」をコンセプトに2022年4月に開講する同カレッジ。4月入学、翌年3月修了のスケジュールで春、夏、秋、冬の年4学期制を採用。学びのサイクルを短くすることで効率的に多くの科目が受講できるという。

 講座は、受講者のキャリア棚卸しと今後の人生設計に役立つ「Life Redesign 科目群」(必修6科目)と、Social Issues(社会課題)、Liberal Arts(教養)、 Communication(表現・伝承)の3カテゴリーで構成する専門科目群、修了後の自身のライフデザインと関連付けて選択する5つのゼミナールを用意。さらに受講者は同大学が提供している公開講座「オープンカレッジ」(年間約2000講座)から希望の科目を無制限に受講することができる。

 早稲田大学井深ホールで行われた説明会には元サッカーワールドカップ日本代表監督でLRCサポーターの岡田武史さんが登壇。「58歳からの挑戦」と題して基調講演を行った。「人生100年といわれる昨今、学び直しや新しいことに挑戦するのに遅すぎるということはない。自分も58歳で初めてFC今治を運営する『株式会社今治.夢スポーツ』の経営に挑戦した」と来場者にエールを送る岡田さん。「自分の会社が掲げる『次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する』という企業理念には、信頼や共感といった『目に見えない資本』を大切にする社会が理想、という思いを込めている」と話していた。

 授業は、火曜、木曜、土曜の週3日開講し、通学制を基本としてコミュニティー形成を重視したクラス制を採用する。受講料は年間44万円。募集定員は約50人で、受講には審査があり「受験動機」、「入学後の抱負」、「最近気になったニュース」の3テーマを課題エッセー(各テーマ約400字)としてLRC事務局に提出する必要がある(選考料=1万円)。合格者発表は2月17日。出願締め切りは1月31日。

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