「東京キモノショー2024」が3月29日、日本橋人形町で開催される。主催は一般社団法人きものの未来協議会(日本橋富沢町6)。
2015(平成27)年に初開催されたイベント「わーと日本橋」が前身の同イベントは今年で7回目。江戸時代から続く老舗呉服問屋が今も残る人形町を「きものの街」と称し、街歩きを楽しみながら和文化に親しんでもらおうと企画した。
日本橋人形町の街全体を会場に、着物姿の参加者たちが行き交う「街が着物のランウェイになる」仕掛けも好評で、例年1日約4000~5000人が来場する。エリア内20カ所に設置された会場では、着物の展示、ステージショー、体験ワークショップ、着物や和の装飾品販売を行う。同時開催の「とんやの街オープンデイ」では小売店同伴で「問屋買物体験」ができる。
会場は、サンライズビル(中央区日本橋富沢町11)、綿商会館(日本橋富沢町8)、田源ビル(日本橋堀留町2)、ブルーミング中西(日本橋人形町3)のメイン4会場と、サテライト16会場。今回は初の試みとして、VR空間での展示や動画配信も行う。
今年のテーマは「きものと装束と日本の色」。サンライズビル2階・グリーンホールの「キモノスタイル展」では、約600平方メートルの敷地に、平安装束から現代着物までのコーディネートをまとったトルソー157体を一堂に並べる。
ブルーミング中西ビルの2階では「ステージ」として、着物ファッションショー、結髪実演、孝藤右近公演など1日4回、ショーを行う。綿商会館では、4フロアにわたって「和マルシェ」を開催する。ユーチューブやSNSで人気の店、若手クリエーターのトライアルショップ、着物に関連する新商品やアウトレット品、和テイストの菓子など92社が出店する。
田源ビル2階では、水引、つまみ細工、パーソナルカラー診断など全12プログラムが体験
できる「ワークショップ」、茶道裏千家、茶道松尾流、遠州流茶道の3流派が日替わりで来場者をもてなす「お茶席」などを行う。
開催時間は10時~18時(最終日サンライズビル「キモノスタイル」展のみ17時まで)。入場チケットは、前売り=1,200円、当日=1,500円。イベントは一部事前予約が必要。3月31日まで。