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日本橋、常盤小学校で「蔦重」講談 声優で講談師の一龍齋貞友さんが新作披露

7月12日に同じ常盤小学校別館体育館で開催された「蔦屋重三郎勉強会」の様子

7月12日に同じ常盤小学校別館体育館で開催された「蔦屋重三郎勉強会」の様子

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 声優で講談師の一龍齋貞友さんによる講談会「蔦屋重三郎の江戸-江戸に生きる男が追い求めた夢、ロマンは・・・」が9月26日、日本橋の常盤小学校別館体育館で開催される。主催は日本橋の老舗や企業、地域町会などでつくる「日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会」。

一般公開は初めてとなる講談「蔦屋重三郎と江戸」

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 今回は2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢話」主人公の蔦屋重三郎が開業した地本問屋「耕書堂(こうしょどう)」が日本橋の通油町(現日本橋大伝馬町)にあったことから、同委員会の歴史・文化推進部会が企画した。

 登壇する貞友さんは1981(昭和56)年に「まいっちんぐマチ子先生」のまる子役で声優デビュー。アニメ「ちびまる子ちゃん」のお母さん役や「クレヨンしんちゃん」のマサオ君役などで現在も声優として活躍している。1992(平成4)年に6代目一龍斎貞水に入門し、声優と講談師の二刀流を貫いている。

 今回の演目は、版元として喜多川歌麿や歌川広重、東洲斎写楽など名だたる絵師を発掘育成した江戸後期の敏腕プロデューサー「蔦屋重三郎」の生涯を題材とした新作で、一般公開は初めてとなる。

 同委員会歴史・文化推進部会事務局長の水戸部孝子さんは「講談は東日本橋の薬研堀不動院が発祥ということで講談会を企画した。来年の大河ドラマに向けて日本橋は徐々に盛り上がっている。日本橋は浮世絵で繁栄した街でもある。かつて版元が軒を連ね、絵師や彫り師、刷り師など浮世絵職人が住み、街を闊歩(かっぽ)していた。より多くの方に本邦初の『蔦重』講談を聞いていただき、当時の街の様子を思い浮かべてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は18時~19時30分。17時30分受け付け開始。入場無料。予約は同部会申込ページで受け付ける。

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