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日本橋で「第2回ぱん食い競争」 407人が参加、リレー競技も

桜満開の下で行われた「第2回パン食い競争」 個人、リレー合わせて老若男女456人が参加

桜満開の下で行われた「第2回パン食い競争」 個人、リレー合わせて老若男女456人が参加

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 「COREDO室町テラス」(中央区日本橋室町3)大屋根広場で4月6日、「第2回ぱん食い競走&リレー@日本橋」が開催された。主催は「ぱん食い競走協会」(江東区)。

地元企業チームも多数参加

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 同イベントは、3月19日から開催していた「桜フェス日本橋2025」を締めくくるイベントとして行われ、今年は3人1組のチームで参加する「ぱん食い競走リレー」も競技に加わった。

 「ぱん食い競走協会」は、陸上男子400メートルハードル日本記録保持者の為末大さんが会長、老舗パン店「木村屋総本店」(江東区)社長の木村光伯さんが副会長を務める。設立は2024年4月4日の「あんぱんの日」で、現在「いっ“ぱん”社団法人」設立に向け準備を行っている。

 同協会スタッフの荒川あゆみさんによると、募集枠の200人を上回る申し込みがあり、締切り前に一般参加チケットが完売したという。今年は、一般募集枠「ぱん食い競走」に203人、「ぱん食い競走リレー」に68組204人が参加した。

 開会式では、「スポーツぱんシップ」が宣言され、為末大さんと特別ゲストの朝日健太郎参議院議員による始走式が行われた。協会の定める公式ルールに準じて幅3.5メートル、長さ30メートル、4レーンのコース中央には袋入りあんぱん4個がつり下げられた。

 優勝は、5秒83の記録を出した神奈川県の石井琢磨さん。石井さんは「陸上部での経験と当日までイメージトレーニングを重ねた結果」と笑顔を見せる。副賞は「ぱんのトロフィー」を授与した。

 前回、6秒57の記録で初優勝した中学陸上部員の岡部航一さんは「カレーパンをつるして妹と練習したが、今年はけがで参加できなかった。来年は優勝してリベンジしたい」と悔しさをにじませる。夫が陸上経験者で為末さんを通じて同大会を知ったという「ゆーはま」さんは、自身が所属するSNSの女性コミュニティで声をかけ3人で参加。友人の「ゆりか」さんは「声かけを見た時、大人になってもパン食い競争ができる機会があるなんて、と迷わず参加を決めた」という。同じ仲間の「ゆ~わ」さんは「パンをくわえるのは下からというイメージだったが、実際やってみたら上からが正解だと知った」とコツを披露していた。3人一組のリレー戦では神奈川から参加した「チームレッド」が20秒13のタイムで初優勝を飾った。

 為末さんは「昨年の日本橋に始まり、開催実績を重ねている。昨年新宿で行った大会では、木村屋總本店のあんぱん以外にも新宿高野のメロンパン、中村屋のどらやき、文明堂東京のカステラをつるした。公式によるレーンや高さの規定を守れば、つるすのはあんぱん以外でもOK。今後も、参加者が笑顔で楽しめる場にしたい」と話す。

 同協会では今年も、中央区と周辺地域の子ども食堂に大会参加人数と同じ数のあんぱんを無償配布する予定。

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