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兜町に複合型飲食店「カシカ兜町」 「アジアの中の東京」キーワードに

天井が高く開放的な外観

天井が高く開放的な外観

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 食とモノの複合型飲食店「CASICA KABUTOCHO」(TEL 03-6231-1128)が日本橋兜町にオープンして2カ月がたった。運営会社は「タノシナル」(江東区新木場)。

併設のセレクトショップではアジア各国から集めた皿や茶器が並ぶ

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 同社が企画運営を手がける「CASICA」は2017(平成29)年、「生きた時間と空間を可視化する」をコンセプトに新木場にオープンした複合型飲食店。「多様なモノゴトが集まるコンプレックス・スペース」として、これまで独自の空間を展開してきた。

 兜町店では、東京らしいスピード感の中で、台湾、中国、タイなどのアジア文化を再編集し、アートや食が芽吹く日本橋エリアで「食とモノと人が交わる、まだまだ見ぬワクワク」を「可視化」していくという。

 店内は物販と飲食スペースをひとつなぎし、一度に8人まで利用できる個室など約50席を用意。高さ4メートルを超える天井とコンクリート打ちっぱなしの壁などアジアの飲食店を思わせる空間を演出する。

 店内併設のレストラン「可視化飯店」では、アジア全域を「ひとつの大陸」と捉え、蒸し料理を中心としたメニューを用意。ランチタイムは、薬膳カレーや点心セット、ディナータイムは点心や蒸し料理を中心としたアジア料理をナチュールワインや紹興酒と共に提供する。喫茶タイムは、台湾の茶人・謝小曼(シェ・シャオマン)さん監修の台湾茶を中心に、希少性の高い茶葉4種類を用意。茶菓子は、「御菓子丸」(京都市北区)や「井上茶寮」(姫路市的形町)などから季節の菓子を取り寄せ、台湾茶の魅力を引き立たせる。「二煎(にせん)」以降は、茶道具や器を使って自分で茶を入れることで、香りの余韻を味わいながら五感をほぐす体験を提供する。

 併設のセレクトショップでは、「アジアの中の東京」をキーワードに、スタッフが現地から買い付けてきたという、ミャンマーの漆器や雲南省のれんげ、茶器などを販売する。

 タノシナル社長室室長の伊原志津子さんは、「最初は新木場店の常連客が多かったが、最近は、日本橋近辺の店を回りながら立ち寄るお客さまも増えてきている。目指すのは深呼吸できる場所。ビジネスの合間に立ち寄り、食・空間・モノを通じてアジアの文化に触れてほしい」と話す。

 「可視化飯店」の営業時間は、ランチ=11時~14時、喫茶=14時~17時、ディナー=18時~22時(日曜は21時まで)。セレクトショップの営業時間は11時~19時。月曜、第2・4火曜定休(月曜が祝日の場合、翌火曜休業)。喫茶とディナーの予約は電話とホームページで受け付ける。

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