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兜町証券取引所でJAZZイベント 若手ジャズマンと音楽市場の拡大狙う

会場となった東京証券取引所 外観

会場となった東京証券取引所 外観

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 東京証券取引所を会場に年1回行う、ジャズと経済の融合イベント「JAZZ EMP@Tokyo Financial Street 2022」が12月4日、オンライン配信された。主催は一般社団法人日本橋兜らいぶ推進協議会。

兜町証券取引所で「JAZZ EMP」 若手ジャズマンと音楽市場の拡大狙う

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 同法人は、「音楽と経済の融合」と「若手ミュージシャンの育成」をテーマに、平和不動産(中央区)が「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」推進のため2019年に設立。イベントタイトルの「EMP」とは、「Emerging Musicians Program(新興ミュージシャン育成プログラム)」の略称で、同イベントを通じて、若手の実力あるミュージシャンの成長を、都内の証券会社と日本橋や茅場町所在の事業会社、町会らが街ぐるみで応援していこうとの意味を込めた。

 JAZZEMP実行委員会副実行委員長の東海林正賢さんは「ニューヨークもベルリンもジャズが流れているが、兜町にはジャズがない。『イノベーティブな街にするには兜町にもジャズが必要だ』の一言がすべての始まり。今では兜町で音楽の生演奏に触れる機会が大きく増加した」と話す。

 5周年となる今回の出演ミュージシャンは、サックス奏者の加納奈実さんがリーダーのカルテット「mawsim(まうしむ)」、実力派のコンテンポラリーピアニストが率いる「壺阪健登トリオ」、ピアニストとベースとドラムの3人の女性が演奏し、それぞれに歌唱もする「みたり」、女性トロンボーン奏者の治田七海(はるたななみ)さん率いる「治田七海カルテット」、イベントを締めくくる参加者総出のジャムセッションを飾る「池田篤quartet w/原朋直」ら5組。

 洗足学園音楽大学教授で、同イベントの音楽監督でもある原朋直さんは「今の若いミュージシャンは若くて演奏も上手。しかもインターネットの発達で世界とつながる速度が早いせいか、とても自由で自分の考えもしっかり持っていて能力も高い。新しい風が吹いていると感じる」と期待を膨らませる。「5周年を盛り立てるのに相応しい、にぎにぎしいメンバーなのでぜひ聴いてほしい」とも。

 ライブとビジネストークセッションで構成されたタイムテーブルで、開催前のトークセッション「音楽教育から考える日本の未来」では、名古屋芸術大学教授の大内孝夫さんが「日本には今こそ文化の力が必要。世界において文化の先進国であり続けるために、多様な文化教育の一つを担う音楽教育の重要性を再び見つめてほしい」と話す。「音楽を学んだ人がビジネスの場でも活躍する可能性もひろげていきたい」とも。

 音楽プロデューサーで「エイトアイランズ」社長の八島敦子さんと、サックスプレーヤーの中山拓海さんによる対談「ジャズのグローバリゼーション」で、八島さんは「ジャズはもともとグローバル。ジャズを通して世界を見ることができる」と話した。

 会場となった東証Arrows2階のマーケットセンターでは、通常は企業名と株価情報が流れるリング状の大型LED表示「チッカー」に、協賛企業名やミュージシャンの名前を表示する恒例の演出も。また、近隣施設では、「KABUTO ONE」(中央区日本橋兜町7)の1階アトリウムに設置されたキューブ型大型LEDディスプレー「The HEART」をジャックして同時中継された。

 12月2日は前夜祭として、KABUTO ONE1階のレストラン「KABEAT(カビート)」で一夜限りのジャズイベント「KABUTO JAZZ NIGHT」を開いた。当日は「B by the Brooklyn Brewery」(同区同町7)をサテライト会場に、ビールや軽食とともに高音質のサウンドシステムで音楽を楽しむ場を用意するなど、兜町かいわいの店と一緒にイベントを盛り上げた。

 当日のライブとトークセッションの一部は、ユーチューブの「ストックボイス」チャンネルで公開している。

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