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日本橋本町のギャラリーで「キャンドルクラフトコンテスト」-初夏の夜に癒やしの明かり

会場いっぱいに並ぶ、手作りキャンドル

会場いっぱいに並ぶ、手作りキャンドル

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 日本橋本町のギャラリー「砂翁(さおう)&トモス」(中央区日本橋本町1、TEL 03-3271-6693)で6月20日、「キャンドルクラフトコンテスト2011」が始まる。

ギャラリー地下の朗読会場

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 同ギャラリーの経営母体であるトモス(渋谷区)は、キャンドルやその原料の製造販売を行う企業。社名はキャンドルを「ともす」ことにちなみ、同社は明かりに関連するイベントも主催する。

 同コンテストでは、さまざまなアーティストが自由にキャンドルを創作して出展し、その色、形、炎の大きさやバランス、技術力、コンセプトなどを競う。受賞作品は来場者の投票を参考に決める。「キャンドルクラフトの世界を通してつながった縁を消さないために」と始まり、今年で15回目。初夏の日本橋の夜に穏やかな灯をともす恒例イベントとなっている。

 昨年は、全国からプロアマ問わず約30人が参加。これまで、水を張った田んぼに姿を映しながら走る電車を側面に描き、火をつけると車窓から明かりが漏れるように見える作品や、花かんざしなどに用いられるつまみ細工の技法をアレンジし立体的に桜の花を描いた作品、風をイメージして薄いろうそくをいくつも重ねた作品など、個性と表現力の高さを感じさせるものが多い。同ギャラリーの横島佳子さんは「コンセプトも明かりの美しさもさまざまなキャンドルが並び、毎回まったく違う雰囲気になる」と、今年の作品にも期待を寄せる。

 「キャンドルの炎の揺らぎには癒やしの効果がある」とも。夕方、ギャラリーの電気を消してキャンドルをともすと、会社帰りのサラリーマンや近隣の子どもが立ち寄ることも多く、普段のギャラリーとは違った趣になるという。

 会期中、ギャラリー地下スペースでキャンドルの明かりの中での朗読会「灯りと語りII」を開催。岩手県出身の語り手・柴川康子さんが宮沢賢治の詩を朗読し、東北に祈りをささげる。開催時間は13時~、17時~。

 営業時間は11時~18時(最終日は17時まで、変更の場合あり)。会期中は無休。入場無料。参加作品は一部販売する。今月26日まで。

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