日本橋に「くすりミュージアム」-体験展示通じて薬の知識伝える

体験中の女子高校生

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 製薬大手の第一三共(中央区日本橋本町)本社ビル1階・2階に2月3日、「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」がオープンした。

製薬大手の第一三共本社ビルに「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」がオープン

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 専門性の高い薬の世界を「分かりやすく、身近なものとして楽しみながら知ってもらいたい」と構想された同施設。館内を5つのゾーンに分け、薬に関するさまざまな知識を、パズルやシアターなど22の体験型展示コーナーを通じて学ぶことができる。

 施設の面積は、1階=80.23平方メートル、2階=307.16平方メートル。見学時間の目安は約1.5時間。常駐スタッフが案内を行うが、10人以上のグループによる見学は事前受け付けにより対応する。

 展示の操作には、入館時に渡される「メダル」を使用。メダルには見学者の属性情報を登録し、同社ではコーナーの利用状況を分析するなどして、展示物の改善や薬の開発、マーケティングに活用するという。

 日本橋本町は江戸時代から薬問屋が多く、現在も数多くの製薬会社の本社が集積する地域。同社では「再開発によって薄れていく歴史的背景を若い人に伝えていくためにも、教育文化的施設としての役目を果たしたい」と都内の中学・高校に向けて社会見学での活用を呼び掛ける。 

 開館時間は10時~17時(土曜は16時まで、入館は閉館の30分前まで)。日曜・祝日と年末年始休館。入館無料。

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