三越日本橋本店(中央区日本橋室町1)1階中央ホールで9月4日、「第29代中央区観光大使・ミス中央選考会」本選が行われ、予選を通過した22人の中から鎌田真央さん、佐々木久美さん、小林沙央里さんの3人が新しい「ミス中央」に決定した。主催は中央区観光協会。
ミス中央は、中央区在住・在勤の18歳以上の女性から毎年3人を選任。1年間の任期中、区の行事に参加してブログで活動を報告するなど、中央区の観光、商業をPRし、イメージアップを図るのが使命。今年は89人の応募があった。
新ミス中央の鎌田さんは大学3年生。バレーボール、スキー、テニス、ダンスと多彩な趣味を持ち、大学では華道部の部長を務める。3年前にも同選考会に出場し予選通過したが、本選当日、体調不良で出場できなかったため今回は念願をかなえ受賞となった。前回、応援してくれていた祖母をがっかりさせたので今回は本選出場まで内緒にしていたという。「選ばれたからには笑顔を絶やさず、自信をもってやりたい」と意気込みを語る。
佐々木さんは銀座の呉服店勤務。現ミス中央(第28代)がテレビに出演しているのを見て、参加を意識したという。柔道は、学生時代に県大会3位になったという腕前。茶道、書道、ゴルフ、フルート、着物などをたしなみ、モデル活動も行っている。「ミス中央になって中央区にかかわりたかった。呉服店で働いているので、これを機会に多くの人に着物の良さを伝えたい」と話す。
小林さんは大学4年生。幼稚園のころから勝どきに住み、高校時代からは築地の神社でみこのアルバイトを続けている。「下町の、人の優しさを感じられるところが大好き」と小林さん。母親から「学生最後の記念にミス中央にチャレンジしては」と応援され、出場を決めたという。
「ミス中央が参加する区の行事には、外航客船の歓送迎などもある。年々、外国語ができる応募者が増え、国際的になる傾向が見られる。時代をリードする大人の街、中央区の顔として、PRのお手伝いをしていただきたい。同時に、女性が幅広く活躍できる場を提供できれば」と同選考会担当者の草野さん。
本選後の懇親会では、現ミス中央から「中央区で何ができるかを考え、一つひとつのイベントを大切に。3人のきずなを深め、中央区の良さを伝えてほしい」とメッセージが送られた。