大伝馬町えびす通りで5月25日、「日本橋くされ市」が開催される。主催は、べったら市地域振興会。
「くされ市」は、同エリアで江戸中期から現在も続く秋恒例の「べったら市」の前身として開かれていた市。祭壇への供え物を売る市が始まりで、「ガラクタなどを売買する市」という意味もあるという。同イベントは、大伝馬町のメーンストリートを封鎖した「ブロックマーケット」として初めて開催する。
店を出すのは同エリアに居住者または通勤者。刷毛(はけ)・ブラシ専門店「江戸屋」(日本橋大伝馬町)や和紙専門店の「小津和紙」(日本橋本町3)などの老舗、アート・クリエーター拠点「Creative Hub 131」(日本橋大伝馬町)や「ギャラリーコーション」(同)、「オムチャントーン」(日本橋富沢町)や「Rensa」(日本橋大伝馬町)などのカフェのほか、「日本けん玉協会」「日本橋パパの会」などの団体も。40店が約1坪に区切られた小さなブースで、雑貨や食品などさまざまな品を売り出す。
併せて、「パブリカス ニホンバシ」で彫刻家・富井大裕さんによる「繊維街 日本橋」展、OnEdrop Cafe(千代田区)でセレクトショップイベント「On Any Sunday」なども開く。
開催時間は10時~19時。