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三井タワーのフリースペース「harappa日本橋(仮称)」、「遊牧」開始へ

The Japan Timesが提供する「朝英語の会」

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 日本橋三井タワー(中央区日本橋室町2)11階にあるフリースペース「harappa日本橋(仮称)」が今年6月、「遊牧」を始める。運営は三井不動産(同)。

「原っぱ」をイメージしたスペース

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 同スペースは、日本橋エリアの同社保有ビルのテナント企業に勤めるワーカーが自由に使える施設として昨年11月11日にオープン。同社物件の付加価値向上を図る実験的施策として、法人営業統括部が企画した。既に次のテナントが決まっているものの一時的に空室となっているスペースを活用したため、当初から今年6月20日までの営業と決まっており、以後は三信室町ビル(日本橋室町3)2階への移転も決まっている。

 同社物件の空室を「遊牧」することが前提の同スペース。フロア面積約1000平方メートルの「原っぱ」には、芝生風の床材とヒツジのオブジェ、テーブル、イス、プロジェクターでプレゼンテーションができる「劇場風」の座席スペースなど、簡単に移設可能な設備を配置する。

 施設の使い方はワーカーとともに考えていきたいと名称は「仮」とした。アンケートなどで集めたワーカーの声を反映した企画を具現化し好評なものだけを続ける。これまでに、英字新聞「The Japan Times」がサポートする「朝英語の会」や、出張型習い事スクール「大人の学校」による「朝ヨガ講座」などの人気企画が生まれた。週1~3回のイベントのほか、常設企画として日本橋の飲食店情報をマッピングした「日本橋フードマップボード」や、ワーカーが持ち寄った書物を自由に貸し出しする「ニホンバシ図書館」も。テナント企業には社内ミーティングの場として無料で貸し出す。

 1日約200人が利用する。「オフィス以外の場所に対して、積極的にビジネスアイデアや人脈作りを求める『オンの利用』をする人もいれば、ランチをするとか、一人で気分転換しながら作業をするというくらいの『オンとオフの隙間を埋める利用』がある」と法人営業統括部の佐川綾さん。「いろいろな方に自由に使ってもらうため、あえてルールは設定していない。新しいオフィスライフを利用者の方たちと一緒に追求していきたい」とも。

 営業時間は8時~18時30分(イベント開催時は延長もあり)。土曜・日曜・祝日休館。利用無料。利用は、日本橋エリアの三井不動産テナント企業に勤めるワーカーとその同伴者に限る。

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