東京駅日本橋口のTIC TOKYO前屋外イベントスペースで7月30日、唐津物産市が始まった。主催は唐津市観光課(TEL 0955-72-9127)。
今年12月に100周年を迎える東京駅の設計者・辰野金吾博士の出身地でもある同市。ゆかりの東京駅を皮切りに首都圏各地で唐津への観光集客キャンペーンを展開する。
会場では、東京駅のほか日本銀行本店など多くの建築物を手掛けた辰野博士の経歴を記したパネルや関連資料を展示。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の黒田官兵衛が築城し、朝鮮出兵の折には全国から有力大名が集結して陣を張った「肥前名護屋城」の案内コーナーや、唐津旅館協同組合による観光紹介ブースなどで集客を盛り上げる。
試食コーナーでは、生産量の8割以上が現地で消費され首都圏では手に入りにくい地酒「太閤」や「万齢」の試飲や、鯨の漁獲規制で貴重品となった「松浦漬」など地元の名産品を試食販売。唐津焼の展示即売会も行う。
「普段はなじみの薄い唐津市の歴史と物産に触れていただき、唐津観光のきっかけにしていただければ」と同市観光課の松永英恵さん。会場には市の公認ゆるキャラ「唐ワンくん」も応援に駆け付ける。
営業時間は15時~21時30分。今月31日まで。