老舗扇子店「伊場仙」が運営する「まちかど展示館」(中央区日本橋小舟町4、TEL 03-3664-9261)で1月31日、「人とのつながり」をテーマにした書展「en(えん)」が始まった。主催は書道教室カコット吉祥寺(武蔵野市)。
書道教室の先生と生徒、大学の先輩と後輩など、年齢や性別、出身や所属の異なる6人が参加する同展。千手観音をイメージした26手の中に梅を描いた「梅花図賛」や「猿」の文字で描いたサルをアクリル樹脂に貼り付けた「en(えん)」、人の「縁」をつなぐコミュニケーションに欠かせない手紙(和歌)や「宴」など、音の響きと言葉の広がりを感じさせる19作品を展示する。
「吉祥寺で教室を開いているが、神田川でつながる日本橋に不思議な縁を感じている」と書家の葵雋卿(あおいしゅんけい)さん。「作品を通して新たな縁がつながったら」とも。
開館時間は8時~20時。入場無料。今月27日まで。