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山手線全駅を歩いて一周「東京ヤマソン」5月開催へ 参加費で途上国の学校支援

昨年は1100人が参加し、360万円の募金が寄付された(写真提供=Claire Scottさん)

昨年は1100人が参加し、360万円の募金が寄付された(写真提供=Claire Scottさん)

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 東京駅南口近くの東京ビルTOKIA (千代田区丸の内2)を拠点に5月13日、「東京ヤマソン2017」が開催される。主催は在日外国人たちのボランティア組織インターナショナル・ボランディア・グループ(IVG)。

東京駅を起点にJR山手線全29駅の沿道を歩いて制覇

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 参加費で途上国の子どもを支援するファンドレイジングイベントの同大会は2010年に始まり、今年で9回目。東京駅を起点にJR山手線全29駅の沿道を3~4人のグループで12時間以内に歩いて制覇する。

 スタートとゴール地点は東京駅徒歩3分のTOKIAビルで、参考コースは提示されるが各チームは最短の道を探しだすナビゲーション能力も競う。全コース踏破の証拠として各駅前で参加者全員で集合写真を撮影しなければならない。写真はインスタグラムで公開される。

 チーム参加費は1万円で、今回集められた参加費は全額を世界70カ国で活動する国際NGOプラン・インターナショナルを通じてスリランカの子どもたちのIT教育支援プロジェクトに寄付する。

 プロジェクトの活動実施予定地、北中部州アヌラダプラ県のABKV学校には1年生から9年生までの150人が通っているが、学校にはコンピューターを使える環境がなくプロジェクトを通じて、対象となる学校にコンピューター教室を建設する予定。情報通信設備を整備することで生徒たちが職に就くうえで不可欠なパソコンやインターネットなどの情報通信知識や技能を習得できる環境の整備を目指すという。

 IVG代表のジョー・ポーノビンさんは「ヤマソンは、家族や友人、同僚たちと一緒に山手線沿線をめぐって東京を体で感じ取ることのできる絶好の機会。毎年、ゴールに到達した参加者たちの表情や喜びに満ちてその日体験したことを話す様子は、私たちがイベントを続ける原動力になっている」と話す。

 「参加者にフレッシュな力をもたらし、困難な状況にある世界の子どもたちを応援するためにみんなで集う日を今年も楽しみにしている」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は7時~19時。参加申し込みはインターネットで受け付ける。

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