大伝馬町の現代アートギャラリー「みうらじろうギャラリー」(中央区日本橋大伝馬町2、TEL 03-6661-7687)が6月15日、東日本橋アートギャラリーマップを作成した。
「みうらじろうギャラリー」、現在はひらのにこ/雪下まゆ二人展を展開中
同ギャラリーオーナーの三浦次郎さんが以前、個展を行った写真家井村一巴さんが作っていた地図を見て、周辺のギャラリーマップを作れば喜ぶ人が多いのではと思い作ったという同マップ。
江戸時代、町民文化の中心地だった日本橋エリアは、蔦屋重三郎の「耕書堂」等の版元や大丸百貨店の前身「大丸」、木綿問屋の大店(おおだな)などが軒を並べ、江戸一番の繁華街としてにぎわいを見せていた。三浦さんは「特に東日本橋は日本一の問屋街として隆盛を極めたが、繊維不況が続いた影響で、繊維関係の企業や問屋などが元あったという古い空きビルが増えた。家賃も比較的安いため、アクセスの良さも相まって、現代アートや日本画などさまざまなジャンルのアートギャラリーが現在集積しているのでは」と分析する。
マップは大伝馬町から馬喰町、東日本日本橋周辺で営業する16画廊の位置と6~7月の展示情報を掲載する。「さまざまな画廊が趣向を凝らした展示を行っており見応えもたっぷりある。各ギャラリーは場所も近いので、徒歩で手軽に回れる。週末などマップ片手にアート散歩を楽しんでほしい」と利用を呼び掛ける。
同マップは無料。同ギャラリーのホームページでダウンロードできる。