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東京駅日本橋口「大手町牧場」で酪農就活 新卒やIターン人材をマッチング

畜産業に興味を持つ現役学生やIターン就職を希望する会社員などが、酪農家や農業法人の話に聞き入っていた

畜産業に興味を持つ現役学生やIターン就職を希望する会社員などが、酪農家や農業法人の話に聞き入っていた

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 東京駅日本橋口のパソナグループJOB HUB SQUARE(千代田区大手町2)の「大手町牧場」で3月17日、地方の酪農家と就職希望者をマッチングする就活イベント「酪農リクルーティングフェア」が開催された。主催は丹後王国(京丹後市)とパソナグループ。

フロア内で牛やミニブタ、ヤギ、アルパカなどを飼養する「大手町牧場」

 オフィスビルの13階フロアで牛2頭、ミニブタ5頭、ヤギ9頭、アルパカ1頭などを飼養する同牧場。昨年8月の開設以来、動物との触れ合いと酪農の学びの場として、近隣の就労者や小中学生など多くの見学者でにぎわう。

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今回は初の試みとして「酪農」に特化した就活イベントを展開。会場には畜産業に興味を持つ現役学生やIターン就職を希望する会社員など45人が訪れ、全国各地から出展した酪農家や農業法人10団体の話に聞き入っていた。

 ステージでは「酪農セミナー」を開催。農林水産省畜産企画課の古庄宏忠さんや吉田牧場の吉田恭寛さんが登壇し、日本の畜産業の現状や酪農家の暮らしについて講演した。「現在全国の酪農家は約1万6000戸。従業者の高齢化に伴いこの20年で3分の1に縮小しているが乳製品の国内需要は高く、生乳が不足している状況が続いている」と古庄さん。「機械化や外部支援組織の協力などで労働環境も改善されつつあり、事業として追い風でまだまだ伸びる可能性がある」と話す。

丹波王国代表の伊藤真人さんは「昨年8月の開場以来『大手町牧場』の見学者は2万人を超える。アクセスの良い都心で実際に動物に触れることができる貴重な場で、4月14日には独身男女を招いて婚活イベントも予定している。学生や地方移住を考える方が畜産業に興味を持っていただくきっかけになれば」と期待を寄せる。

 同フェアは年2回のペースで開催。次回は秋を予定する。

同牧場の見学時間は12時~18時(土曜は17時まで)。日曜定休。ホームページから事前予約が必要。