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日本橋室町に能舞台付き和食ダイニング 日本の伝統芸能日替わり上演も

店内中央の能舞台で、祝いの舞として知られる「三番叟」を披露する野村萬斎さん

店内中央の能舞台で、祝いの舞として知られる「三番叟」を披露する野村萬斎さん

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 日本橋室町にある「福徳の森」地下に3月20日、能舞台を備えた和食ダイニング「水戯庵(すいぎあん)」(中央区日本橋室町2)がオープンした。

現存する最古の江戸前すし店「すし栄」によるコース料理

 日本橋の夏の風物詩「アートアクアリウム」を運営する木村英智さんがプロデュースする同店。「日本を嗜(たしな)み愉(たの)しむ」を基本コンセプトに、店内は純和風の内装でまとめ、中央には江戸時代の狩野派絵師の作という「老松」を描いた鏡板を背景に三間(5.4メートル)四方の舞台を設置。能や狂言、舞踊など、日本の伝統芸能を日替わりで上演する。

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 ランチ・ディナータイムは、現存する最古の江戸前すし店「すし栄」によるすしのコース料理、ティータイムは200年を超える歴史を持つ京都「福寿園」の抹茶、京菓子の老舗「老松(おいまつ)」の主菓子、「亀末廣(かめすえひろ)」の干菓子を用意する。江戸時代から明治、大正期に作られたという時代物の膳や器で提供する。アルコールメニューは、食通・ワイン通としても知られる俳優、辰巳琢郎さんが厳選した純国産ワインや日本酒、ウイスキーを提供する。

 利用料金は、ランチタイム(12時~13時30分)とティータイム(15時~16時30分)は1人6,500円~12,000円。ディナータイム(19時~20時30分)は1人9,000円~18,000円(全て舞台観賞料を含む)。20時30分以降のラウンジタイムは、江戸末期に同地に実在した幻の料亭「百川」にちなみ「百川ラウンジ」と称し、一品料理とドリンク類を提供する。

 19日にはオープニングイベントが行われ、能楽師の野村萬斎さんと小鼓奏者大倉源次郎さんが登場。祝いの舞として知られる「三番叟(さんばそう)」を披露した。「舞台の音響も良く、お客さまとの一体感も出やすい。まさに伝統芸能のライブハウス。若手の演者にも良いのでは」と野村さん。「古典芸能は秘密結社的に見られることも多いが、常に進化している。自分自身もシン・ゴジラの歩き姿のモデルになったり、羽生結弦選手の『SEIMEI』のモチーフになったりするなど、新しいことに挑戦し発信を続けている。こうした新しい場所で日本の古典に気軽に触れる機会になれば」と話していた。

 4月3日まで「オープニング プレミアウィーク」と題し、日本の伝統芸能の各流派から、人間国宝とされる重要無形文化財保持者など多くの出演者が日替わりで舞台に出演する。

 営業時間は11時30分~24時。予約は電話とホームページで受け付ける。

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