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日本橋大伝馬町で小唄と新酒の会 江戸最古の町で粋な日本文化の宴楽しむ

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6曲披露の後、最後の曲「寄りを戻して」は参加者とともにうたった

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 日本橋大伝馬町のアートスペース「Creative Hub131」(中央区日本橋大伝馬町)内の「社員食堂Lab.」で4月25日、トークイベント「小唄で旅する春の酒と肴 ~旅するmiki bar~」が開催された。主催は、同テナントメンバーの林美貴(みき)さん。

(左から)林美貴さん、蓼蝶弥さん、蓼胡里さん

 「旅するmiki bar」は2014年1月より林さんが「自分のまわりの好きなヒト、モノ、コト、場所をつなげてひろめる場(bar)」をテーマに始めたイベント。毎月1~4回開催し、これまでに、ネパール、エチオピア、オランダ、など13地域に縁のあるゲストが講師を務めてきた。

 今回のゲストは、小唄四大流派の一つである蓼(たで)派の創始者で初代家元蓼胡蝶(こちょう)の曾孫に当たり、二代目家元の直弟子である、蓼蝶弥(ちょうや)さんと胡里(こさと)さん。小唄の代表曲「逢うて別れて」や胡蝶さんが創作に関わった「染め上げて」など全7曲を披露した。爪びきの柔らかい三味線の音色とテンポよく軽やかな小唄が響くと、華やいだ雰囲気と粋な気分が会場を包んだ。

 「小唄は日本音楽の中では俳句のようなもの」と蝶弥さん。1~3分程度の短い曲の中に季節の風景や移ろい遊女の恋心など多くの事柄が織り込まれているという。曲の合間は蝶弥さんが解説を行い、小唄の教養や新橋・柳橋の花柳界の話、全盛期に売れっ子芸者だった胡蝶さんの波乱万丈の半生などバラエティーに富み、近しい立場でなければ知り得ないこぼれ話や艶っぽい話に観客からは感嘆の声が上がっていた。

 同会場は、徳川家に重用された、江戸最古の町である大伝馬町にあり、かつて旧吉原の唯一の入り口だった吉原大門に向かう大門通りに位置する。江戸の歴史の中心地で、遊郭や歌舞伎を題材とする小唄を楽しむことで当時花開いた美しい日本文化を感じるイベントとなった。

 会場内では、林さんの実家で蔵元の「神渡(みわたり)」(長野県岡谷市)が振る舞い酒を行った。「神渡(みわたり)酒蔵開き」の限定酒と共に、創作料理が彩りを添えた。

 林さんは「江戸から息づくものと、小唄の音、粋がぴったりあった。この場所で開催できたことも意味深い」と笑顔を見せる。

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