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日本橋にシェアラボ開設 江戸から続く「くすりの街」で新産業の創造目指す

シェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」が入る日本橋ライフサイエンスビルディング

シェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」が入る日本橋ライフサイエンスビルディング

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 「日本橋ライフサイエンスビルディング」(日本橋室町2)地下1階に2月1日、シェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」がオープンした。三井不動産とビヨンドネクストベンチャーズが共同運営する。

分析装置など実験環境も充実している「Beyond BioLAB TOKYO」

 ウェットラボは、細胞・微生物・薬品などを扱う実験室。総面積は130坪。気密レベルの異なる実験室を備え、高額な分析装置など実験環境が整っているため、利用者は研究開発のための初期費用を抑えることができる。シェア型にすることで情報交換や交流、連携の場も提供する。

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 日本橋室町は、江戸時代から薬種問屋が集まる「くすりの街」として発展してきた歴史背景があり、現在も大手製薬企業の本社や外資系製薬企業が多い、関東の医薬品取引の中心地。同施設では、日本橋エリアを「ライフサイエンス企業の集積地」と捉え、研究者、企業、投資家をつなぐ場を創出し、シンポジウム開催や教育支援を行うなど、コミュニティー育成にも力を入れていくという。

 三井不動産ライフサイエンス・イノベーション推進室長の三枝寛さんは「都心の真ん中にあるシェアラボは日本初ではないか。主役はあくまでアカデミアやベンチャー企業といったイノベーター。不動産会社として、ライフサイエンス協創の舞台づくりを通して医薬の街、日本橋から新しい価値を発信していきたい」と意気込む。