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日本橋大伝馬町のリノベビルに会員制書店 3坪店内に1000冊セレクト

お気に入りの本を持つ店長の伊川佐保子さん。左奥の棚は「まだ売る決心がついていない」コーナー

お気に入りの本を持つ店長の伊川佐保子さん。左奥の棚は「まだ売る決心がついていない」コーナー

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  会員制書店「ほんやのほ」が2月1日、日本橋大伝馬町のアートスペース「Creative Hub 131」(中央区日本橋大伝馬町13)にオープンした。

作家が自著と共にセレクトした作家チョイスコーナー

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 築56年のビルをアートや文化の発信拠点としてリノベーションした同スペース2階に出店した。オーナーで店長の伊川佐保子さんが、自分の気になるジャンルの本をセレクトし展示販売する。3坪のコンパクトな店内には、カウンターと3畳ほどの読書スペースを備える。

 店内では、伊川さんの好みのジャンルを集めたコーナーや、3冊の本のタイトルで五・七・五の俳句を作る「俳句コーナー」、小説家が自著と共にセレクトした本を並べる「作家チョイス」コーナーなど趣向を凝らした品ぞろえを展開。靴を脱いで上がる読書スペースには、音楽家宮本貴史さんによる作品「osmosis」が流れ、電気カーペットも備えており「本棚に囲まれた本好きの友人の部屋でくつろいでいるような感触」が楽しめる。

 もともと会社員だったという伊川さん。「言葉や文章や本が大好きで、念願の『本屋さん』をオープンした。開店までに約1000冊そろえたが9割が中古で、1割が新品。入会条件は『なんだか本が気になる人』ならどなたでも。初回来店時に会員になっていただき、次回以降会員証を提示いただく仕組みなので気軽に覗いてみてほしい。カウンター横の本棚は『まだ売る決心がついていない』コーナー」と笑顔を見せる。「ライティングの仕事と並行して週の後半開業している。余裕ができたら言葉に関するワークショップも開きたい」と抱負を話す。

 営業時間は16時~20時30分(土曜日のみ14時開店)。日曜、月曜、火曜定休。入会無料。

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