日本橋大伝馬町の画廊「REIJINSHA GALLERY」で7月12日、画家30人による企画展「30の顔FACES展」が始まった。
同ギャラリーが選抜した若手・中堅アーティストが「顔」をテーマに競作する同展。4回目となる今回も、足立絵美さん、石山浩達さん、小野彩華さんなど、常連・新人合わせて30人の画家が、それぞれの「顔」を出展した。
「今回はギャラリーを銀座から日本橋に移転して初めての開催。特に示し合わせたわけではないが、出展作品は全て女性のポートレートになった。男性作家は憧れの対象、女性の作家は自分自身を投影して描いているのでは」と同ギャラリーの岡田恵さん。「力作ぞろいで内容の濃い展示になっているので、会場に来て作品を見てほしい」と呼び掛ける。
今回初めての出展となる「そらみずほ」さんは「個人的には『美少年』が好きだが、なぜか作品は『女性』になってしまう。制作時期によって画風は刻々と変化しているが、女性の視点で描く女性の『顔FACE』の中に、柔らかさや残酷さが同居している。作品に自分自身を投影しているのかも」話す。
初日に行われたレセプションには、出展作家やアートファン約50人が駆け付けて30種類の多様な「顔」に見入っていた。
営業時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。日曜・月曜・祝日定休。8月2日まで。