日本橋の「人形町名花館」(中央区日本橋人形町1、TEL 03-3663-2454)2階で8月2日・3日、「なつやすみ 親子で楽しくハンカチーフに絵をかこう」が行われた。主催は繊維製品企画販売のブルーミング中西。
ハンカチの魅力発信を目的に、今回で12年目となる同イベント。これまで延べ1800人を超える親子連れが参加してきた。今回のテーマは「応援」。会場には近隣に住む親子連れが布用クレヨン片手にハンカチに向き合い、思い思いの絵を描いた。
浜松町から来たという親子連れは「今回で3回目の参加。初回は子どもの絵も丸や直線だけで形になっていなかったが、今回はちゃんと人の顔になっている。ハンカチの絵で子どもの成長が確認できる。次回もぜひ参加したい」と話していた。
同社はハンカチやステッキ、洋傘など欧米雑貨を輸入販売する中西儀兵衛商店として1879(明治12)年に日本橋葺屋町(現在の人形町)に開業。特にハンカチは、手ぬぐい文化を持つ清潔好きな日本人の生活に受け入れられ、1886(明治19)年には営業品目をハンカチに絞り込んで専業メーカーとして、140年間日本のハンカチ市場をけん引してきた。
「ハンカチは手を拭く、汗を拭く以外に、弁当を包んだりバッグに巻いたり、部屋に飾ってアートとしても楽しめる。もっとハンカチの魅力を知ってほしい」と同社広報課の桐生さん。「次回は12月を予定している。うまく描くことよりも、楽しく取り組むことに主眼を置いた気軽なイベントなので、ぜひ親子で参加してほしい」と参加を呼び掛ける。
次回は12月を予定している。参加無料、申し込みはインターネットで受け付ける。