「愛媛あかね和牛」と愛媛県産食材を用いたメニューが9月1日から、コレド室町2の飲食店「SHIKOKUバル88屋 コレド室町店」(日本橋室町2)など首都圏の「えひめ食の大使館」認定飲食店5店舗で期間限定で提供される。主催は愛媛県。
愛媛あかね和牛は同県内の指定飼育農家が、飼育マニュアルに従い飼育する黒毛和牛。県内特産のかんきつ類の搾りかすとアマニ油を使った飼料で育てることで牛が健康に育つという。サシと赤身のバランスの良いものだけが認可され出荷される。
ネーミングの由来は、完全な「赤」ではなく、赤身とサシとのバランスがよい肉質であることや、一般家庭でも買うことができる価格の和牛を目指すことから、家族で囲む食卓の「夕焼けの色」をイメージした。
4年の歳月をかけて生産に成功した新ブランド牛のため、まだ出頭数の少ない希少和牛で、現在は都内の紹介イベントなどを通してのみ食べることができる。通販での取り寄せなどもまだ始まっておらず、個人が直接購入できるのは、愛媛県の「いよてつ高島屋」の精肉店のみ。2022年には、現在の年間出頭数82頭の約2倍となる168頭を目標としている。
今回、「SHIKOKUバル88屋 コレド室町店」が提供するメニューは、「愛媛あかね和牛のロースト 梅とフォンドボーのソース」(1,680円)。控えめなソースが赤身のおいしさを引き立たせ、付け合わせの今治野菜が彩りを添える。期間中は愛媛県の地酒も用意。「愛媛あかね和牛に合う愛媛の地酒ベスト3」として飲むことができる。
生産者の新開俊之さんは「愛媛の新たなブランド牛『愛媛あかね和牛』は、赤身のうま味を追求した新しい肉質の黒毛和牛。牛が、優しい味の飼料を食べ、十分に反すうができるようにゆったりした環境で育つことで優しい味につながります。この機会にいち早く皆さんに味わってもらいたい」と来店を促す。
営業時間は11時~15時、17時~23時(土曜・日曜は16時~23時)。9月31日まで。