3月にいったん休止となっていた日本橋の朝活イベント「アサゲ・ニホンバシ」が9月20日、5カ月ぶりに再開した。
同イベントは「働く場所を第2の地元に」をコンセプトに、日本橋エリアで働くOLやサラリーマン、老舗旦那衆などで構成するNPO法人「日本橋フレンド」(中央区日本橋室町1)が、2012年1月以来、WIRED CAFE NEWS日本橋三井タワー店(日本橋室町2)を会場に毎月1回開催してきた。
100回限定の朝活会として、地元飲食店の出前朝食「アサゲ」を食べながら、日本橋の老舗や地元企業などの「マエヒャク」と、新参者ながらユニークな活動を続けるベンチャー経営者やクリエーター、アーティストなどの「アトヒャク」の2人の登壇者のプレゼンテーションを聞く。
80回目となった今回は、「マエヒャク」として、小舟町の石油特約店「鈴善」会長で日本橋二の部町会連合会会長を務める平野熙幸さんが登壇。満州生まれ、満州育ちの平野さんと日本橋との関わりや、立教大学時代から続けてきたフェンシングへの思い、浅草寺の「小舟町の大提灯(ちょうちん)」の話などを披露。「アトヒャク」は当日のアサゲとしてテンペのサラダや締めさばタコスなどを提供したタコス店「北出食堂」(千代田区岩本町)を経営する北出茂雄さんが出店の経緯や今後の抱負をスピーチした。会場には地元ワーカーを中心とした参加者約100人が駆け付けて、2人の話に熱心に聞き入っていた。
新代表の清水拓郎さんは「6カ月の休止期間の間に、ある程度メンバーの若返りができた。フラットな組織なので、新旧メンバーが自由にアイデアを出し合って運営システムを改善している。今日も10人の新メンバーが頑張ってくれているが、参加者マネジメントの仕組みづくりやグーグルマップを使った日本橋おすすめマップの製作など、最新IT技術を駆使して旧メンバーでは思い付かなかったことを簡単にやってのけてくれている」と話す。「目標の第100回まであと20回だが、新体制で頑張りたい」と話していた。
次回は10月11日7時45分~8時30分。参加費は500円、アサゲ500円。申し込みはフェイスブックページで受け付ける。