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日本橋大伝馬町で「べったら市」 江戸から続く古市に露店全国から500軒

宝暦年間(1751~64年)から続く「べったら市」は例年多くの人出でにぎわう

宝暦年間(1751~64年)から続く「べったら市」は例年多くの人出でにぎわう

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 日本橋の寶田恵比寿神社(中央区日本橋本町3)と椙森神社(日本橋堀留町1)周辺で10月19日・20日、恒例の「べったら市」が行われた。

大伝馬町本町の一部を封鎖して開催された恒例の「ストリート盆踊り」

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 江戸中期から続き日本橋の秋の風物詩として知られる同イベント。毎年10月20日に商売繁盛を願って行う「恵比寿講」は、歳末の稼ぎ時を迎える商人にとって心構えを一つにする重要な行事で、講の前日、参道に市が立ち、魚や野菜、神棚などが売られていたのがべったら市の起源という。

 中でも、麹(こうじ)をべったりと付けた浅漬け大根は甘いものが貴重な時代に人気を呼び、よく売れたことから「べったら市」と呼ばれるようになった。街の若者が「べったらだー、べったらだー」と呼びながら街行く女性の着物の裾に大根をつけてからかったことが「べったら」の呼び名となったとの説もある。

 例年、近隣の就労者や家族連れ、観光客などで約10万人の人出でにぎわう。べったら漬け以外にも、客の好みに合わせて目の前で調合する「薬研堀の七味とうがらし」や「山形の玉こんにゃく」、「関西風お好み焼き」「富士宮焼きそば」など全国各地のご当地グルメが集まるほか、地元企業や団体、住民が出店し、露店数は500を超える。

 大伝馬町の老舗店舗や飲食店、住民などで構成する「べったら市地域振興会」では恒例のテント屋台を出店し、地域団体や店舗、地元アーティストによるブースに近隣住民が立ち寄り乾杯する姿も。近年、実家が醸造する日本酒「神渡り」のスタンドバーを出店している林美貴さんは「消費税増税の影響はほとんどない。イートインもテークアウトも同じ値段にしているが気にするお客さまは一人もいない。今年は天候にも恵まれて、まずまずの売れ行き。例年、近所の会社員やOLが仕事帰りに職場ぐるみで立ち寄ることも多いが、今年は週末開催ということもあり、近隣の家族連れや海外からのお客さまが多いように感じる」と話していた。

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