JR東京駅周辺で12月9日、傘のシェアリングサービス「アイカサ」が始まった。運営は東京ステーションシティとNature Innovation Group(渋谷区)。
東京駅周辺で傘シェアリング 周辺古地図を刷り込んだオリジナル傘も(日本橋経済新聞)
「アイカサ」は2018(平成30)年12月に「傘のシェアリング」サービスとしてスタートした新事業。事前登録制で、現在の登録ユーザーは6万3000人。LINEアプリから傘スポットを探しQRコードを読み取り傘のロックを解除する。突然の雨にもビニール傘を購入せずに「アイカサ」を借りて利用し、雨がやんだら最寄りの傘スポットに返却することができる。これまで渋谷周辺や上野駅周辺および都内各所で約700スポットを展開してきた。
今回、1日平均45万人が乗降するというJR東京駅とその周辺に拡大。JR東京駅の各出口と、八重洲地下街、東京スクエアガーデン、日本橋高島屋S.C、三越日本橋本店、COREDO室町1など東京駅周辺エリア41スポットに設置する。同サービスを通じ、ビニール傘の使い捨てによる無駄な消費を減らし、SDGs12「責任ある 消費と生産」の達成に、東京駅周辺エリア一体となって取り組んでいくという。
東京駅での展開を記念し、特製の「東京駅オリジナル傘」を製作。日本橋の古地図専門店「ぶよお堂」の協力で、嘉永3(1850)年ごろ製作の日本橋、八重洲、京橋、大手町、丸の内、有楽町の6エリアの古地図を傘生地にプリントしている。
1日の利用料は70円(回数無制限)。決済はクレジットカードやLINE Payに対応する。