日本橋浜町のインド料理店「アンキットの気持ち 浜町店」(中央区日本橋浜町)で8月29日、インドストールのサンプルを販売する企画が行われる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのアパレル関係の企業が苦境に陥っている。日本橋に事務所を置く繊維輸入会社「カットヤンズインターナショナル」(日本橋小伝馬町)もその一つ。社長のシャルマ ラフールさんが出張先のインドで7カ月間帰国できない状態になり、その間の家賃などの固定費がかさみ、日本橋からの事務所の撤退を余儀なくされたという。
困り果てたシャルマさんは、友人で昨年人形町でもサンプルセールを企画した伊澤雅子さんと村松一明さんに相談。二人は、行きつけの同店店主のアンキットさんとマネージャーの田中悦子さんに会場提供を要請した。アンキットさんは同じインド人としての連帯感から協力を申し出て、店の定休日を利用して今回の企画が実現した。
販売するサンプルはシャルマさんが日本やヨーロッパのファッション業界で長年培ったセンスに、妹が管理するインドの生産工場から生まれた製品など。価格帯2,000円台が中心で、1,000円から各種取りそろえる。セレクトショップや大手アパレルメーカーのサンプル品のため、大半が一点物。
開催時間は11時~18時。