猫をモチーフにしたアート展「猫会議」が9月11日、日本橋大伝馬町のアートギャラリー「REIJINSHA GALLERY」(日本橋大伝馬町)で始まった。
猫好きを自認する同ギャラリーオーナーの野口和男さんが、猫好きの作家に声を掛けて昨年スタートした同展。2回目となる今回は版画や日本画、油絵などさまざまなジャンルの作家8人が参加。それぞれの思いを込めた猫作品、総計28点を出展している。
昨年からギャラリーの看板猫としてロシアンブルーの「おでん」を飼い始めた野口さん。「無類の猫好きとして知られる歌川国芳をはじめ、洋の東西を問わず猫をモチーフにしたアーティストは多い。今年も猫好きの作家8人に参加していただいたが、それぞれ愛らしく気まぐれな猫の魅力を描いた力作。猫好きの人も、そうでない人も、キャンバスに描かれた猫ワールドを楽しんでほしい」と話す。
出展作家の一人で、美大生時代に拾った愛猫アリスと生活を共にしているという柴田梓さんは「普段は『狼』をモチーフに創作活動を続けているが、今回『猫会議』ということで猫の作品づくりに集中した。猫を描くことで、『狼』の創作にもいい影響が出てきたのではないかと感じている。特にモデルにしたわけではないが出来上がった作品は、やはりアリスに似てしまった」と笑顔を見せていた。
開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。日曜・月曜・祝日定休。今月25日まで。