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日本橋室町でライフサイエンス領域のキャリア教育イベント 中高生が自主運営

イベントはリアル会場とリモートのハイブリッドで開催し、約80人の中高生や保護者が参加した

イベントはリアル会場とリモートのハイブリッドで開催し、約80人の中高生や保護者が参加した

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 「日本橋ライフサイエンスハブ」(中央区日本橋室町1)で1月22日、「中高生による中高生のためのライフサイエンスイベント~科学技術って本当に役立っているの?~」が開催された。

中高生が自主運営するライフサイエンス領域のキャリア教育イベント 

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 ライフサイエンス領域のさまざまなベンチャー企業を支援する一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)と開智日本橋学園が、進路を考える中高生を対象に行っている同イベント。

 2回目となる今年のテーマは、人工知能(AI)や、アップルウオッチなどのウエアラブルデバイスなど最新のデジタル技術を生かして医療やヘルスケアの効果を向上させる「デジタルヘルス」。

 イベントはリアル会場とリモートのハイブリッドで開催し、約80人の中高生や保護者が参加。今回初めて開智日本橋学園の中高生たちが実行委員となり、自分たちで企画、集客、運営を行った。

 会場には独自の発想と技術で起業したデジタルヘルスベンチャーの経営者3人が登壇し、自社の独自技術やデジタルヘルスの可能性を紹介。講演後は登壇者3人と実行委員の生徒3人によるパネルディスカッションが行われた。

 登壇者の一人で、現在4万人の医師が実名で登録しているというQ&Aサイト運営会社「アンター」の中山俊社長は「人生に後悔があると言葉に熱量が入らない。悔いのない進路選びをしてほしい」とエールを送った。

 実行委員の女子生徒の一人は「これまで医療関係に進みたいと考えていたが、今回の話を聞いて勤務医以外にも起業やデジタル技術者として課題解決に貢献できる選択肢があることを学んだ」と話す。

 生徒たちの指導に当たった同学園理科教諭の多羅尾沙織さんは「科学に興味を持っている中高生が最先端の人材と出会い、進路や将来を考えられる環境を作っていきたい。今回はLINK-Jの運営ノウハウと中高生のアイデアがうまくマッチしていい講演会になった」と笑顔を見せる。

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