室町テラス1階のハンバーガー店「Wagyu Burger」(中央区日本橋室町3)が9月1日、江戸から続くかつお節の老舗メーカー「にんべん」とコラボした新メニュー「日本橋バーガー」の期間限定販売を始めた。
同店は、和牛を一頭丸ごと買い付けることで知られる焼き肉チェーン「平城苑」(足立区)の新業態1号店。2021年4月の開業以来、国産A5ランク和牛のすね肉を使った「和牛バーガー」(1,380円)を、舌の肥えた日本橋のオフィスワーカーや高価値を求めるショッピング客に提供してきた。
「日本橋バーガー」(1,780円)は「メゾンカイザー」に特注した米粉をブレンドしたバンズの上に粉末状のかつお節を敷き詰め、ピクルス、レタス、和牛100%パティの順で重ね、「本枯かつお節」をたっぷりかける。つなぎの和風ソースは「にんべん」のデパート用「日本橋だし場 だし醤油(しょうゆ)」をベースに、にごり梅酒とリンゴ酢、実さんしょうなど国産にこだわった原材料を加えた。販売は12月31日日まで。
同社広報担当者の藤山鈴菜さんは「和牛の魅力を世界に発信する当社として、和の食文化を大切にする『にんべん』の企業姿勢に共感してコラボレーションを申し入れた」と話す。
メニュー開発担当者で店長の大川征人さんは「特製ソースの開発に苦労したが『だし醤油』をぜいたくに使ってイメージ通りの味に仕上がった。『本枯れかつお節』は毎朝『にんべん』の本店で削ってもらっている。かつお節をハンバーガーにかけるということはないと思うので日本初の味かと思う」と話す。
「老若男女、すべての人に試してほしい。『にんべん』の社長さんも一人で食べに来て『まさかこうなるとは思わなかった』とよろこんでいただいたのが何よりうれしい」とも。
営業時間は11時~22時。