かつお節の老舗メーカー「にんべん」(中央区日本橋室町1)監修による、かつお節のだしを原料に使った発泡酒「NIHOMBASHI KATSUO BREW」の販売が7月13日始まった。製造、販売元はビアバー「2杯目のビール」(日本橋本町3)を運営する株式会社ジウ(同)。
昨年販売したピルスナータイプの「UMAMI」に次ぐ2度目の試みとなる同商品。今年は、下面発酵させたラガータイプにかつお節とかつお節だしを2段仕込みした「UMANI No.2」(330ミリリットル990円消費税込み)と、ラガータイプにゆず皮を仕込んだ「YUZU」(同)の2種類を開発した。
「にんべん」社長でビール党を自認する髙津伊兵衛さんは「昨年は13代襲名披露の引き出物のつもりで出してみたが、社内の評判もよく今年も挑戦した。今年の『UMANI No.2』は麦芽をふんだんに使ってコクを感じながらスッキリとした仕上がりになっている。『YUZU』はゆずが香り高く広がり、まるで吸い物を飲んでいるような感覚。どちらも和食に合う仕上がりにしている」と話す。
現在の取扱店は「日本橋だし場 はなれ」(日本橋室町1)、「パスタボーラ日本橋店」(同)、「2杯目のビール」(日本橋本町3)、「大衆ギョーザスタンド ウーロン」(日本橋大伝馬町12)、「繁乃鮨日本橋本店」(日本橋本町1 )の5店。各店数量限定で販売する。
「今年も2商品合わせて400リットル製造したが、在庫がなくなり次第終了する」と髙津さん。「8月3~5日に日本橋室町テラスで開催する『大屋根夏まつり』でも販売するので、ぜひ試してほしい」と呼びかける。