文化・芸術の秋に街全体を「ミュージアム」に見立てた参加型イベント「中央区まるごとミュージアム2023」が11月5日、中央区全域で開催される。主催は中央区と中央区文化・国際交流振興協会。
今年で16回目を迎える同イベント。今回の開催エリアは、日本橋、銀座、晴海で、画廊・美術館、水辺などの文化環境を多く抱える中央区の魅力を、展示や体験を通して伝える。
日本橋エリアでは、創業1783年の紙専門卸商社の「中庄」本社ビル(日本橋馬喰町1)でワークショップ「世界の紙のオリジナルノートづくり」を開く。創業1818年の呉服店「田源」(日本橋堀留町2)では「きもの試着体験コーナー」などを展開する。
このほか、「凧の博物館」(日本橋室町1)で無料開放、ハンカチ専門店「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」(日本橋人形町3)では「オールドコレクションのハンカチーフ展」を行う。「貨幣博物館」(日本橋本石町1)では「特別展 新しい日本銀行券2024 -匠の技とデザインー」を開催し、関連イベントとして「近代の金融街を歩く―日本橋と小樽―」を、代表的な日本近代建築を中心に金融街が形成されるまでの歩みを錦絵や写真などでたどる講演会を行う。
講談の発祥地といわれる「薬研堀不動院」(東日本橋2)では「薬研堀不動院『講談』体験」、日本橋南詰の「日本橋観光案内所」(日本橋1)では「日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会」主催の「謎解き日本橋めぐり2023」を開催する。
中央区文化・生涯学習課の担当者は「毎年区内外問わず、多くの方に好評をいただいている。中央区ならではのイベントが盛り沢山なので、今年も多くの方に参加していただけたら」と参加を呼びかける。