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日本橋でオンデマンド相乗り交通の実証実験 エリア内62カ所に乗降ポイント

車両は8人乗りのミニバンで予約状況に合わせてAI機能で自動的に最短コースを選びだす

車両は8人乗りのミニバンで予約状況に合わせてAI機能で自動的に最短コースを選びだす

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 日本橋エリアで展開するオンデマンド型相乗り交通サービス「&MOVE日本橋」の実証実験が11月4日、2カ月目を迎えた。

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 三井不動産で新規事業開発を手がける「ShereTomorrow」(日本橋室町3)と「三井不動産」(日本橋室町2)、「瞬間マッチング」プラットホームを提供する「NearMe」(日本橋富沢町9)が共同で取り組む同サービスは昨年に次ぎ2回目。

 今回は利用開始時間を昨年の10時から8時に早めて通勤客のニーズにも対応する。乗降ポイントは、前回利用客が集中した八重洲から日本橋、日本橋室町、大伝馬町、小網町、人形町、浜町、東日本橋など日本橋の中心部に絞り込み、62地点を配置する。

 利用者はLINEで事前登録し、LINEまたは電話予約(TEL 050-3385-4819)の上、出発時刻までに最寄りの乗降ポイントに向かう。ドライバーに予約番号を伝えて目的地の乗降ポイントまで利用する。

 車両は8人乗りのミニバンで予約状況に合わせてAI機能で自動的に最短コースを選びだすという。利用料は275~400円(4~1人)と人数が増えるほど1人当たりの単価は安くなる仕組みで、1カ月5,500円の乗り放題コースも用意する。

 「ShereTomorrow」プロジェクトサブリーダーの宮内ふみさんは「日本橋エリアは銀座線や日比谷線、都営浅草線など南北の交通手段は充実しているが、浜町から東京駅など東西の移動手段が弱い。実験を始めて、すでに600人近くの方にご利用いただいており、毎日利用される方も多い」と話す。

 「特に子育て世代やご高齢の方に好評で、昨年のアンケートではライフラインとして無くてはならない存在という回答もあった。さらにより多くの方に『&MOVE日本橋』を知っていただき、日ごろの買い物や余暇に活用してほしい」とも。

利用時間は8時~20時。実証実験は2024年2月28日まで(予定)。  

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