イベント「あんこ博覧会(あんぱく)」が1月31日、日本橋三越本店(中央区日本橋1、TEL 03-3241-3311)本館7階で始まった。
日本橋三越本店で「あんこ博覧会」 お茶とコラボしたあんこ菓子一堂に(日本橋経済新聞)
2017(平成29)年から始まった同イベントは今年で7回目。2021年からはバレンタイン企画「スイーツコレクション」と同時開催している。今年のテーマは「あんこ de チャチャ茶♪」。小豆を使った「王道のあんこ」のほか、抹茶味をはじめ、コーヒー、和洋紅茶、ほうじ茶、ジャスミンティー、チャイと組み合わせた「進化系あんこ」を使った物など、全国33店のあんこ菓子を一堂に集める。
今回の目玉商品の一つ「クルミッ子窓」(1人2点限り、要整理券、2,160円)は「鎌倉紅谷」(神奈川県鎌倉市)と「茶菓工房たろう」(石川県金沢市)とのコラボレーション菓子。「鎌倉紅谷」の定番商品「クルミッ子」の、クルミをふんだんに使ったキャラメル生地と、「茶菓工房たろう」のつぶあんをキューブ型のもなかに詰めた「進化系あんこスイーツ」となっている。
「茶菓工房たろう」社長の村上太郎さんは「私が大好きなクルミッ子とのコラボ菓子をどうしたら美しくおいしくできるかと考え抜いて作り上げた」と話す。「金沢は能登半島から働きに出てきている方が非常に多い場所。令和6年能登半島地震では親族が能登に住む従業員や知人の顔が浮かんだ。会場で皆さんに元気をもらったら、また地元に帰って元気を送りたい」とも。
会場ではこのほか、「富士見堂」(葛飾区青戸3)の、米の粒感が残るせんべいにあんこを挟んだ「あんこ天米 抹茶」(241円)、「柏屋つちや」(岐阜県大垣市)の、水ようかんの中に抹茶ラテソースを入れた「フォンダン水羊羹(ようかん) 濃茶」(270円)。「菓寮 福ノ和」(福井県福井市)の、地元では冬の味として親しまれている「冬水ようかん」を宇治茶味にした「お抹茶 冬水ようかん」(1,178円)、「庵月」(大阪府大阪市)の、翡翠(ひすい)色の羊かんに大きな栗をぎっしり詰めた「抹茶生栗蒸し羊羹」(日本橋本店限定、2,376円)など。
「森八」(石川県金沢市)の、長明寺生地に抹茶あんを合わせた「抹茶さくらもち」(216円)、「風流堂」(島根県松江市)の、「つくね芋」で作った皮で包んだ看板商品「朝汐」の抹茶味バージョン「抹茶朝汐」(331円)は実演販売を行う。
イートインコーナーでは、「鎌倉紅谷inあんこ博覧会」として「鎌倉紅谷」がカフェを出店する。粒あんとコーヒージュレを加えた「クルミッ子」のパフェ「クルミッ子パフェ~粒あんとの出会い~」(1,705円)、ジャスミンティーのクリームを添えた「トロペジェンヌ オ ジャスマン」(1,760円)、西尾抹茶とクリームチーズのムースを重ねた「ヴァシュラン オリエンタル」(1,650円)、濃いほうじ茶、ハイビスカスティー、チャイなどのプチガトープレート「メリメロ」(3,300円)、「クルミッ子10個入り缶」の限定色「ペールブルーバージョン」(1人2点限り、要整理券、2,160円)を用意する。
三越伊勢丹アシスタントバイヤーの山田千尋さんは「近年はあんこの人気がかつてなく高まっている。洋菓子とのコラボレーションもあんぱく初回と比べるとめ珍しいと驚かれることも少なくなり、ファン層も拡大しているようだ。昨年はイチゴ、今年は抹茶と、全国の菓子職人と1年をかけて練り上げた味を楽しんでいただけたら」と来場をびかける。
開催時間は10時~19時(最終日は18時閉場)。入場無料。1月31日のみエムアイカードプラス会員先行入場あり。2月14日まで。