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久松小で地元6小学校対抗、日本橋かるた大会 32チーム96人の児童が熱戦

32チーム、96人の児童が

32チーム、96人の児童が

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 久松小学校(中央区日本橋久松町1)で1月20日、中央区内6小学校対抗の「第11回日本橋かるた大会」が開催された。主催は日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会。

4年ぶりのフルサイズ開催で32チーム96人の児童が参加

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 「日本橋かるた」は同委員会が2010(平成22)年に製作した郷土かるた。箱の題字は元東京都知事の故石原慎太郎さんによる揮毫で、左利きの石原さんがあえて右手に筆を持ち書き上げた。47の詠み句は2009(平成21)年に一般公募4000句以上の中から選出したもの。絵札は浮世絵師・6代目歌川国政さんが手がけた。

 「日本橋かるた」を使って旧日本橋区内の日本橋・久松・有馬・常盤・阪本・城東の6小学校が学校対抗で行う同大会は、2012(平成24)年に初開催し今年で11回目となる。2021年からコロナ禍で中止や規模縮小していたが、今年はコロナ禍前の規模に戻り32チーム96人の児童が日ごろの練習で鍛えた技を競い合った。

 試合は予選リーグを勝ち抜けた16チームのトーナメント戦で進行。決勝戦は常盤小学校の5年生チーム「RSY」と「ゆいさや」の同校対決となり、「RSY」が優勝した。表彰式では、子どもたちに賞状と「たいめいけん」など地元企業が提供した賞品が手渡された。

 大会委員長の渡邉秀次さんは「コロナ禍で中止・縮小が続いていたが4年ぶりにフルサイズでの開催となった。子どもたちや観客の熱気が伝わっていい大会になった。決勝戦は同校対決で、珍しく笑顔の絶えない和やかな試合になった。なにより子どもたちの笑顔がうれしい」と話す。

 同カルタの発案者で大会統括者の水戸部孝子さんは「日本橋かるたの製作当初の趣旨は、かるたで地域の歴史や文化を残し、幼い時から楽しみながら学ぶこと。今回は第1回に参加した子どもたちが大学生となり競技の手伝いに入ったくれたことが感慨深い」と話す。「子どもたちが真剣に一生懸命挑んでいたことに心動かされた。小学校時代のいい思い出にしてほしい」とも。

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