東京・丸の内のJPタワー商業施設「KITTE(キッテ)」1階のアトリウムで3月9日・10日、物産展「ともにがんばろう東北物産展~北陸にエール~」が開催された。主催は日本郵便東北支社(仙台市)。
原発事故の影響で休業していた双葉郵便局(福島県双葉町)が3月7日、13年ぶりに営業を再開し、東北227市町村全ての自治体で開局したことを記念して企画した同イベント。
会場には東北6県から17ブースが出店。震災時に津波で大きな被害を受けた山元いちご農園(宮城県山元町)、ホテル観洋(南三陸町)、笹かまぼこの製造販売を手がける「鐘崎」(仙台市)、宮沢賢治の作品に由来する「白金豚」の養豚を手がける「高源精麦(たかげんせいばく)」(岩手県花巻市)、青森のリンゴを原材料とした「CRAZY CIDER」を製造販売する「タグボート」(青森県平川市)などが、東北の特産品を紹介した。
会場奥のステージでは、日本郵便オリジナルキャラクターの「ぽすくま」と配達員姿で記念撮影できるコーナー、北陸義援金募集コーナー、復興状況を知らせるパネルコーナーなどを設置した。
能登半島地震の被災地にエールを送る「笑い文字応援コーナー」では、来場者が思い思いのメッセージを「東北から北陸にエールを込めて」と書かれた「笑い文字はがき」に書き込んでいた。