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日本橋で「親子でフルーツ大福づくり」体験 榮太樓の和菓子職人が手ほどき

和菓子職人の星加優里菜さんが子供たちの目の前で、蒸したての餅とあんことフルーツを使って手本を示す

和菓子職人の星加優里菜さんが子供たちの目の前で、蒸したての餅とあんことフルーツを使って手本を示す

 食育イベント「親子で本格 フルーツ大福づくり体験」が3月8日、日本橋のイベントスペース「+NARU NIHONBASHI」(中央区日本橋本町1)で開かれた。主催は都内に家庭料理御テイクアウトステーションを展開する「マチルダ」(江東区)。

フルーツ大福作りに親子で挑戦

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 和菓子作りを通して日本や地域の食文化を次世代に伝える機会にすることを目的に企画された同イベント。1818(文政元)年創業の和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」と連携し、フルーツ大福作りを親子で挑戦するワークショップとして開催。体験会は午前午後2回の分けて行われ、約400件の応募の中から抽選で当選した30組の親子連れが参加した。

 会場ではまず同和菓子店社長の細田将己さんが和菓子の歴史や、小豆、ヨモギ、桜の葉など国内各地で収穫される和菓子の素材について解説。続いて、和菓子職人の星加優里菜さんが参加者の目の前でフルーツ大福づくりの手本を示した。

 参加者は片栗粉をまぶした作業台の上で、蒸したての餅を手に取り、あんとフルーツを包んで大福を作る工程に挑戦。柔らかい餅に触れた子どもたちは驚いた表情を見せながら、保護者と協力して形を整え、完成した大福を笑顔で見せ合っていた。

 「若年層を中心にあんこ離れが進んでいるが、和菓子に触れる機会が少なく食べず嫌いな側面も多い。子どもたちにあんこと触れる機会を作り、あんこ好きになってほしい」と細田さん。「こうした体験会は、顧客づくりに向けた『未来のお客様の種を植える』活動。地道に続けることで、将来和菓子を好きになってくれる人が増えれば」と期待を寄せる。

 大福作りの指導を担当した星加さんは「普段は工房で黙々と和菓子作りに励んでいるが、こうしたワークショップでは直接お客様の顔が見えるのがうれしい。特に子どもたちの笑顔が励みになる」と話す。

 参加者の一人で、晴海から母娘で来場した岡本千加子さんは「自宅でこれだけの準備をするのは大変。和菓子がどう作られるのかを子どもと一緒に知る良い機会になった」と笑顔を見せていた。イベントでは完成したフルーツ大福をその場で味わう時間も設けられ、参加した子どもたちは自分で作った和菓子をうれしそうに頬張っていた。

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