10月30日にオープンを予定するコレド室町内「日本橋三井ホール」(中央区日本橋室町2)のオープン記念公演「朗読Legend II『仮名手本忠臣蔵』」のチケットの販売が9月1日、始まった。主催はフジテレビジョン(港区)。
歌舞伎や文楽の代表的演目「仮名手本忠臣蔵」に現代的なアレンジを加え、「松の廊下」などの名場面を中心に脚本を2時間半に凝縮した同舞台。フジテレビアナウンサーと演劇倶楽部「座」(新宿区)の俳優陣による朗読、人間国宝・鶴賀若狭掾さんの浄瑠璃をはじめ、三味線、尺八、琴の生演奏、舞踊を織り交ぜたパフォーマンスになるという。構成・脚本・演出は、同劇団の壤晴彦さん。
フジテレビからは、阿部知代さんや斉藤舞子さんなど人気のアナウンサーの出演が予定されているが、公演ごとの出演・配役は未定。確定次第、発表される。
同劇団メンバーで出演者の相沢まどかさんは「文化や伝統の発祥の地である日本橋の、新しいコレドの新しい劇場で、日本人になじみ深い忠臣蔵をお届けできることは感慨深い。朗読と音楽、舞踊を組み合わせた『詠み芝居』という新しい演劇をここから発信できれば」と話す。
公演日は11月5日・6日。開演は、昼の部=13時、夜の部=18時30分(5日)・18時(6日)。全席指定で、前売り=5,000円、当日=5,500円。ぴあ、eプラスをはじめ、各種プレイガイドで販売。
日本橋三井ホールは、最大席数1,000席の駅直結大型多目的ホール。開業当日のオープニングセレモニーを皮切りに、こけら落とし公演として、同舞台のほか音楽ライブやファッションショー、落語などを予定する。